実父が他界した時に、少人数だけの家族葬で見送りました。父は数ヶ月闘病した後に旅立ったこともあり、動ける間に葬儀費用も自分で用意したり、身の回りの書類も整えたりと、残された私たち家族も知らないうちに終活も進めていたのでした。私は通常のお葬式でもよかったのですが、実母もその数年前から体調を崩していたことと、長女である姉の希望もあり、宗教色のない家族葬を自宅でおこなったのです。インターネットで探した葬儀社さんもこのような家族葬には慣れていたので、打ち合わせや説明も問題はありませんでした。参列したのは家族・親戚の代表者・父の大学時代の親友が数人という感じで、ごく少人数。自宅の和室に祭壇を作ってもらい、生花もきれいに飾り付けてもらいました。葬儀社の担当者さんのアドバイスで、ご近所には父が他界したことと、身内のみで見送ることをあらかじめ説明しました。ご近所の方々は、それでも皆さんで話し合われたようで、お通夜のときにお花を贈ってくださったり、出棺の際には朝早い時間帯だったのにも関わらず、道路に並んで見送ってくださったのです。家族が亡くなると、悲しみの中でもさまざまな手続きなどをおこなわなくてはならないため、しばらくはまるで嵐のような日々が続きます。お葬式の手配も、ほとんどの場合は慣れている人などいないと思いますが、いつかは必要になることなので、時間と気持ちに余裕があるあいだに、インターネットなどでリサーチして、予備知識を持っておくことをお勧めします。