お葬式には、会葬者(参列者)がいる一般葬から、家族やごく親しい友人でお通夜・葬式・告別式・火葬をする家族葬、火葬だけをする直葬があります。そして、最近では、ネット通販を使って火葬に必要なものだけを個人で用意する手作り葬が現れました。お葬式は簡潔になろうとしています。死に直面した家族の意識は遺品整理を東京の業者に依頼するなど時代ともに変化しています。資金をかけない、簡素な葬儀サービスを遺族はのぞむようになっています。家族葬から直葬さらには、ひつぎや骨つぼを通販サイトで購入する「手作り葬」も増えています。葬儀用品の通販サイトには、質素だが納得のいく価格で故人を送りたいという問い合わせが相次いでいるという。手作り葬の費用は約7万円です。父親を手作り葬でとむらった男性は「お金をかけない葬儀ができた」と話しています。故人が天寿を全うした場合、周囲には故人を知る人はもういないのです。兄弟姉妹、親戚だけで心のこもったお葬式をしたいと思いから、家族葬や直葬、さらには手作り葬を選ぶ人が増えています。