妻の父親が亡くなった時の事です。
妻は四人兄弟の一番上で妹が二人で弟が一人います。
7年前の事ですが義父が病気になった以前から父の体調管理や通院などで私の妻が一番お世話をしており,私も通院の運転手をしたり入院中に世話をしに行ったりと夫婦で対応していました。
亡くなって次の日がお通夜という日に,末の妹が亭主を連れて妻の実家に来たのですが,ほとんど会っていないその亭主が香典金額をいくらにするか訪ねてきて,この地域には粗供養という香典以外に包むものがあると言ってきたのです。
ちなみにその亭主は義父の長い入院中に一度お見舞いに来ただけで,実家の手伝いなどしたことがなく自分のお店で売っている商品は実家に買ってもらっていました。
親戚というよりも定価で買ってくれる客という付き合いです。
彼が言うには香典金額も長女の婿,次女の婿,三女の婿の順で安くするらしく,私が一番高くすべきとの事でした。
その三女の亭主はお店を開いており,普段の集まりには出てこないのにその場に出てきていきなり香典の話をするのに違和感を感じ,後で葬儀社のスタッフに聞いてみたところこの地域でもそんな風習は聞いた事がないと言うのです。
一度,三女夫婦は帰宅し夜再びやって来た時に亭主に葬儀社スタッフから聞いた事を伝えたら,自分はそんな事を言っていないと言うので粗供養はどうするつもりか質問したら,それはこちらの風習とまた言い出すので自分はしないからそちらは好きなようにと伝えました。
その後の親族会議でも三女夫婦はお供えの事で異議を唱え兄弟間で言い争うそう時もありましたが,三女の亭主は葬式とは喧嘩するものだという始末でけっかてきには二人の言い分を通しました。
葬儀やお葬式は故人のためのもので参列者や身内のためにするものではありません。
色々と口うるさい親戚や親族がいてもその場限りと思って,自分のしたいようにある程度させた方が良いのかもしれません。
兄弟親族で香典金額を合わせるのは無理にはよいと思うので,折り合わないところは好きにして貰えばよいと思います。