15年前に父が他界し、葬儀を営みました。その時、どこでどんな葬儀を営むべきか悩んで中々決める事が出来ませんでした。それが葬儀のバタバタ感に繋がり、反省したものです。
それから数年後、実家の近くに全国展開の葬儀社の会館が出来ました。残された高齢の母に万が一の事があった時、またバタバタするのが嫌なため、その葬儀会館の内覧会に出かけ、施設が充実している事もあり、その葬儀会館の積み立て会員に入りました。
母の名義とする事には、何となく抵抗感もあり、自分の名義で加入しました。母に万が一の時にも、私名義の会員権が利用でき、各種の割引サービスが受けられるので、加入したものです。
それから10年ほど経った3か月ほど前に、母が94歳で他界しました。最後は苦しむ事もなく、ある意味大往生でした。兄弟で話し合い、私が会員になっている葬儀会館で、近い親族とご近所の方のみでしめやかな葬儀を営む事とし、父の時とは違ってスムーズに準備を進める事ができ、しめやかに葬儀を終える事ができました。
自分の親等の葬儀の事を考え、何か事前に行う事は不謹慎で縁起でもないと言う感情もあるかも知れませんが、事前に費用や斎場を含め、どんな葬儀を営むかを決め、いざと言う時の備えをして置く事は必要だと改めて感じました。